ここまでのあらすじ
京都会議でパラダイムシフトした「俺」は須賀川のボスに別れを告げ、次の目的地へ向かう。
第7話 シノビ登場
俺は思った。せっかく京都へ来たんだ、観光してみよう。
というわけで俺は前から気になっていた二条城に来た。
ここは徳川家康が将軍になった場所であり、大政奉還が行われた場所でもある。江戸時代の始まりと終わりの場所だ。
こういう場所では不可解な人物に遭遇することがよくある。
例えばシノビだ。
ちょっと太めだか中々の跳躍を見せるシノビ。
シノビとは暗殺や諜報活動を得意とする専門集団だ。今の時代にまだ存在していたとは。さすが京都。
こちらに気がつき身を隠すシノビ。
隠れるのは苦手なようだ。
どうしてくれよう。
動揺して鯉のエサを買い始めたシノビ。
お腹でも空いたのだろうか。
とりあえずシノビを放置して京都散策を再開した俺は、京都ではよく見かける職業の人に声をかけられた。
そう、お坊さんである。
つづく。