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1月 23

ハードボイルド京都物語 第6話 パラダイムシフト

これまでのあらすじ

一度死んだ相棒KYは京都の不思議な魔力により復活した。

一方須賀川のボスNABEの行方は未だ知れないのであった。

 

 

第6話  パラダイムシフト

  

リーマンショック以降、資本主義の成熟が求められている。

成熟した資本主義とは何か。

その質問に回答するにはまず、成熟した心とは何かという質問に答えなければならない。

成熟した心とは、目に見えないものに価値を見出すことができる精神であるといえる。

つまり成熟した資本主義とは、目に見えない資本を大切にすること。

知的財産、縁、評判、文化など、目に見えないのもに対する価値観を醸成することが成熟した資本主義への道である。

目に見える価値から目に見えない価値へのパラダイムシフト。

そしてマネタリー経済からボランタリー経済へのパラダイムシフト。

政府主導の政策から民間主導の草の根運動へのパラダイムシフト。
ひとつの産業による地域活性化から異業種による地域活性化へのパラダイムシフト。

 

様々な価値観の移行が今の時代に求められている。

  

たった1人の個人、数人のチームが世界を変えられる時代。

そのために必要なことは志と使命感をしっかり持つこと。

 それと自己変革。プロフェッショナルとして、人間力も必要だ。

 

 

俺たちは世界を変えることができる。

  

 

この京都会議パラダイムシフトフォーラムに参加し、講師の田坂広志氏と岡田武史氏の話を聞きながら、俺はそう強く感じた。

 

ふと視線を感じ隣を見ると須賀川のボス、NABEはいた。そして俺の心を見透かしたように笑みを浮かべていた。

 
 

やつもきっと同じ気持ちになったのだろう。

しかしその事を確かめる間もなくNABEは大阪の街へと消えていった 。
  
 

つづく。

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